エアコンの効きが悪くなった、異音がする…そんな時、修理を依頼する前に自分でできる点検があります。この記事では、エアコンのセルフ点検におけるチェックポイントと、故障が疑われる際の対応について解説します。

エアコンのセルフ点検を始める前に

安全確保の徹底

点検作業を行う前に、必ずエアコンの電源プラグをコンセントから抜いてください。感電事故を防ぐための重要な措置です。濡れた手で電気系統に触れるのは厳禁です。ゴム手袋を着用することを推奨します。安全メガネを使用することも検討してください。

高い場所に手を伸ばす場合は、安定した足場を確保し、転倒に注意してください。ぐらついた椅子や不安定な脚立は使用しないでください。誰かに支えてもらうか、しっかりとした足場を使用してください。無理な体勢での作業は避けてください。

小さなお子様やペットがいる場合は、作業場所に近づけないようにしてください。思わぬ事故につながる可能性があります。作業中は、周囲の安全にも十分配慮しましょう。

取扱説明書の確認

お使いのエアコンの取扱説明書をよく読んで、安全上の注意や点検方法について確認しましょう。取扱説明書には、エアコンの型番や製造年式、保証期間などの情報も記載されています。故障時の問い合わせに備えて、保管しておきましょう。

メーカーや機種によって、点検方法や注意点が異なる場合があります。取扱説明書に記載されている手順に従って、正しく点検を行いましょう。不明な点があれば、メーカーのウェブサイトやお客様相談窓口で確認してください。

取扱説明書を紛失した場合は、メーカーのウェブサイトからダウンロードできる場合があります。型番を入力して検索してみてください。また、メーカーによっては、取扱説明書を有料で郵送してくれるサービスもあります。

必要な道具の準備

掃除機、柔らかい布、ドライバーなど、点検に必要な道具を準備しておきましょう。掃除機は、フィルターや内部のホコリを吸い取る際に使用します。柔らかい布は、本体やリモコンの汚れを拭き取る際に使用します。ドライバーは、カバーを取り外す際に使用します。プラスドライバーとマイナスドライバーの両方を用意しておくと便利です。

また、懐中電灯があると、暗い場所の確認に役立ちます。エアコンの内部や室外機の裏側など、暗くて見えにくい場所を照らすことができます。LEDライト付きの懐中電灯がおすすめです。電池残量も確認しておきましょう。

その他、軍手やマスク、ゴーグルなど、必要に応じて保護具を準備しましょう。ホコリやカビから身を守ることができます。特に、アレルギー体質の方は、マスクを着用することを強くおすすめします。

自分でできる!エアコンのチェックポイント

電源とリモコンの確認

まずは、エアコンの電源プラグがしっかりとコンセントに差し込まれているか確認してください。プラグが緩んでいると、接触不良を起こし、エアコンが正常に動作しないことがあります。プラグを奥までしっかりと差し込みましょう。タコ足配線は避け、壁のコンセントに直接接続してください。

リモコンの電池切れも考えられるため、電池交換を試してみましょう。新しい電池に交換する際は、電池の向きを間違えないように注意してください。プラス極とマイナス極を正しくセットしましょう。リモコンの液晶画面が暗くなったり、反応が悪くなったりした場合は、電池交換のサインです。

リモコンに異常がないか確認しましょう。液晶画面にエラーメッセージが表示されていないか、ボタンが正常に動作するかなどを確認してください。リモコンの故障が疑われる場合は、メーカーに問い合わせてみましょう。

フィルターの清掃

エアコンのフィルターが汚れていると、空気の循環が悪くなり、冷暖房効率が低下します。電気代の無駄遣いにも繋がります。少なくとも2週間に一度はフィルターを清掃しましょう。定期的な清掃は、エアコンの寿命を延ばすことにも繋がります。

フィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いして乾燥させてください。水洗いする場合は、中性洗剤を使用し、優しく洗いましょう。洗剤が残らないように、しっかりとすすいでください。乾燥させる際は、直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干ししてください。完全に乾いてから、エアコンに取り付けてください。

専門業者に依頼することも検討しましょう。専門業者に依頼すれば、自分では落としきれない汚れやカビを徹底的に除去してくれます。特に、エアコン内部の清掃は、専門的な知識と技術が必要となります。

室外機の状態確認

室外機の周辺に物が置かれていないか、吹き出し口が塞がれていないかを確認してください。室外機の周辺に障害物があると、空気の流れが妨げられ、エアコンの効率が低下します。室外機の周囲30cm以内には、物を置かないようにしましょう。特に、植物やゴミ箱などは、風通しを悪くする原因となります。

室外機が正常に動作していない場合、エアコンの効きが悪くなることがあります。室外機から異音が発生していないか、ファンが正常に回転しているかなどを確認してください。室外機に霜が付着している場合は、霜取り運転を行うか、専門業者に相談してください。霜取り運転については、取扱説明書に記載されています。

室外機の周辺の清掃も行いましょう。落ち葉やゴミなどが堆積していると、室外機の故障の原因となることがあります。定期的に清掃を行い、室外機を清潔に保ちましょう。

エアコンの故障が疑われる症状と対処法

風が出ない、または弱い

フィルターの汚れ、ファンの故障、冷媒ガスの不足などが考えられます。まずは、フィルターの汚れを確認し、清掃してください。フィルターが目詰まりしていると、風量が低下します。掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いして乾燥させてください。

フィルターを清掃しても改善しない場合は、ファンの故障が疑われます。ファンが正常に回転しているか確認してください。異音がする場合は、ファンに異物が挟まっている可能性があります。無理に分解せずに、専門業者に点検を依頼しましょう。

冷媒ガスの不足も、風量が低下する原因となります。冷媒ガスは、エアコンの冷暖房能力を維持するために必要な物質です。冷媒ガスが不足すると、エアコンの効きが悪くなり、風量も低下します。冷媒ガスの補充は、専門業者に依頼する必要があります。

冷えない・暖まらない

設定温度、フィルターの汚れ、冷媒ガスの不足、室外機の故障などが考えられます。まずは、設定温度を確認してください。設定温度が適切でないと、エアコンは正常に動作しません。冷房の場合は、設定温度を低めに、暖房の場合は、設定温度を高めに設定してください。

フィルターを清掃し、設定温度を確認しても改善しない場合は、冷媒ガスの不足が疑われます。冷媒ガスは、自然に減少することはありません。冷媒ガスが不足している場合は、どこかでガス漏れが発生している可能性があります。ガス漏れは、専門業者に修理してもらう必要があります。

室外機の故障も、冷暖房能力の低下の原因となります。室外機が正常に動作しているか確認してください。室外機から異音が発生している場合は、故障の可能性があります。専門業者に点検を依頼しましょう。

異音や異臭がする

内部部品の故障、カビの発生などが考えられます。エアコンから異音がする場合は、内部部品の故障が疑われます。ファンやモーターなどの部品が劣化している可能性があります。自分で分解せずに、専門業者に点検を依頼しましょう。無理に分解すると、故障箇所を悪化させる可能性があります。

エアコンから異臭がする場合は、カビの発生が考えられます。エアコン内部は、湿度が高く、カビが発生しやすい環境です。カビは、健康被害を引き起こす可能性があります。市販のエアコンクリーナーを使用するか、専門業者にクリーニングを依頼しましょう。

異音や異臭がする場合は、エアコンの使用を中止し、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。放置すると、故障が悪化し、修理費用が高額になる可能性があります。

自分で解決できない場合は専門業者へ

専門業者への依頼

上記を試しても症状が改善しない場合や、専門的な知識や技術が必要な場合は、無理をせずに専門業者に点検・修理を依頼しましょう。自分で修理しようとすると、故障箇所を悪化させたり、感電事故を起こしたりする可能性があります。専門業者に依頼すれば、安全かつ確実に修理してもらえます。

専門業者を選ぶ際は、実績や評判などを確認しましょう。インターネットの口コミサイトや、知人からの紹介などを参考に、信頼できる業者を選びましょう。

修理費用の目安

修理内容によって費用は異なりますが、見積もりを依頼する際には、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。見積もりを依頼する際は、故障の症状や型番などを正確に伝えるようにしましょう。正確な情報がないと、正確な見積もりが出せない場合があります。

見積もりには、部品代、作業代、出張費などが含まれます。それぞれの費用について、詳しく説明してもらいましょう。不明な点があれば、遠慮せずに質問してください。複数の業者から見積もりを取り、それぞれの内容を比較検討することで、適正な価格で修理を依頼することができます。

修理費用が高額になる場合は、エアコンの買い替えも検討しましょう。エアコンの寿命は、一般的に10年程度と言われています。10年以上使用している場合は、新しいエアコンに買い替えることを検討しましょう。

保証期間の確認

エアコンにはメーカー保証期間があります。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる場合がありますので、保証書を確認してみましょう。保証書は、購入時に同梱されています。大切に保管しておきましょう。保証書を紛失した場合は、メーカーに問い合わせてみましょう。購入履歴などから、保証期間を確認できる場合があります。

保証期間は、メーカーや機種によって異なります。一般的には、1年間または5年間です。保証期間内であっても、故意または過失による故障や、取扱説明書に記載されていない使用方法による故障は、保証対象外となる場合があります。

保証期間が過ぎている場合でも、メーカーによっては、修理サービスを提供している場合があります。修理費用は有料となりますが、安心して修理を依頼することができます。

まとめ

定期的な点検で快適な生活を

エアコンは、定期的な点検と清掃を行うことで、快適な状態を保つことができます。フィルターの清掃は、2週間に一度を目安に行いましょう。室外機の周辺の清掃も、定期的に行いましょう。異音や異臭がする場合は、早めに専門業者に点検を依頼しましょう。定期的な点検と清掃は、エアコンの寿命を延ばすことにも繋がります。

この記事を参考に、ご自身でできる範囲で点検を行い、必要に応じて専門業者に依頼して、快適な環境づくりをしましょう。エアコンを適切に使用することで、熱中症対策にも繋がります。健康的な生活を送るためにも、エアコンのメンテナンスは重要です。快適な生活のために、エアコンのセルフ点検を習慣にしましょう。

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